2011-01-01から1年間の記事一覧

人生の2周目をはじめました。

この後の日々については、あたらしい場所 あたらしい名で 書くことにします。 ありがとうございました。 2011年8月 id:miruisi

お子たち

「子供」はあまりすきでない。「子ども」と、単語の一部をかなに ひらくのは いまいち…。それならいっそ「こども」か、などといつも迷う。 祇園祭をみた。金曜日の夜、宵々山を歩いた。四条笠鉾がすきになった。いつかまた京都に行って、四条傘鉾をみて、今…

なる、たる

実家に帰って、本棚を整理した。たくさん本を捨てた。 書棚にならべていた本って、何だったのだろう。 ぼくはからっぽだなあ、と思った。 オレ…は… 僕は…… 空っぽ…だ… 押見修造「惡の華」 こどものころは、何にでもなれるような気がした。 高校生くらいにな…

しごとごとごと

世界中でたった一つ 君にしかできない仕事をしなさい 坂本眞一「孤高の人」(第94登「結晶」(第10巻)) 『孤高の人』のこの足立先生のことばを連載時に読んだときは、ちょうどリストラの真っ最中で、今の会社をやめるかどうか考えていたこともあり、目が潤…

シーブリーズ、タイガーバーム

節電のアイデアを社員から募集するというので、ぼくは夏期休暇の倍増を提案した。が、スルーされたらしい。蛍光灯が半分はずされて雰囲気のわるくなった職場で、左手で団扇をうごかしながら右手でペンを持って書類を読んでいる。ときどき のぼせたようになる…

石川美南「砂の降る教室」

『砂の降る教室』をよんだ。 読み始めて早々に「教室」とは大学の教室であると知らされたときには、「ぼくには縁遠いお話なのかなあ」と思った(ぼくにとって教室とは小中学校の教室なので)。けど、そうでもなかった。「お話」――そう、これはお話のようだ、…

今年は

これからのおよそ一年間、ぼくが何を一番大切にして生活していくのか はっきりした。 気持ちが おちつきました。 すべきことは たくさんあるけれども、日常のちいさな変化にも 気付けるよう、余裕をもって生活したい。 今年は特別な年になる(なっている。

これから

初めてのことが たくさん。 知っていたはずのことも 更新されて あたらしくなっている。 読んだことのある本もマンガも、何度も聴いた音楽も、ありふれた食べ物の味も、街の景色も、街を歩く見知らぬ人の表情も どこかあたらしい。 これから どうなるんだろ…

"every single day of my life"

昨日は 父の運転する車に乗って祖父母の見舞いに行った。 車内では The Beatles が流れていた。父の車に乗るたびに、何度も何度も聞いている。 (三省堂書店神保町本店で20年前に安売りされていた例のCDが、今は父の車のカーナビのHDに取り込まれているので…

誰もいない部屋の灯り ―― Ambient #1 Music for Airports 1/1 (Brian Eno)

誰もいない部屋に 灯りをつけておくことって、どうだろう。ぼくにとって Ambient #1 Music for Airports 1/1 (Brian Eno) は、誰もいない部屋であっても流しておく意味があると思える音楽で朝、ぼくが家を出て誰もいなくなった部屋にも、この曲が流れていた…

概念を探す旅 ―― 「魔法少女まどか☆マギカ」最終話

キュウべえの言葉であったか、「概念」と聞いた時、この文章を思い出した。*1 「自由」や「愛」と肩を並べるだけの重要性をもった概念が、やがて存在する。ぼくは、その概念を探し求める旅を、ひとつの小説として書いている。〔…〕あなたとともに。 2007-02-…

選ぶこと、選ばれること

「踏み絵」を踏むか踏まざるかの選択を迫られる状況に 準備不足の意図しないタイミングで陥るのは嫌なものだし、まして他人にそれを強いるのは酷なことだ。でもだからといって、何か配慮をして 踏み絵のテストを避けてあげることが よいことだとも思わない。…

まっとうな生活 ―― 『花のズボラ飯』(久住昌之、水沢悦子)

主人公・花の作る「ズボラ飯」(手抜き料理) は、 確かに立派な「お料理」ではないけれども、ぼくの基準でいくと かなりレベルの高い自炊だ。たとえば第6話、花は空腹でおなかが鳴ってからキムチチャーハンを作りはじめる。残りご飯か冷凍ご飯のストックが…

きょうのマンガ

上野顕太郎『さよならもいわずに』 昨年の話題作だったので、年末に買って読んでみたけど、心に引っかかるものがなくて、ざーっと斜め読みして、特に何の感想もなく終わっていた。 感想があるとすれば、みんなが(「泣ける」と)面白がってるのに、ぼくが面…

短歌

歌集『砂の降る教室』を読みはじめる。通勤電車でも すこしずつ読もうと思う。 ぼくは、ただ、短くて読みやすい文章として読んでいるだけなのだけど。 短歌の作り手をとらえるこれは何か。 ちょっと、こちらが気恥ずかしいくらいだ。 でも、なんかいいなあ。…

オカメザクラ

ぼくがなまえに執着するのは、きっと、ぼくが「自分一人でものを考える」ということを、両親がぼくにつけたぼくの名について考えることから始めたからだろうと思う。 木の名前が具体的に思い浮かばなくても、日常生活に支障はありません。現代の生活には、具…

wedding soup ―― 穂村弘『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』

『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』を読んだ。穂村弘の短歌はすきで、でも、これまでに読んだのは歌論集(『短歌の友人』)だけだった。歌集やエッセイは避けていたところがある。問題集の巻末のこたえを見ずに、自分でゆっくり考えてみたい気分。夢…

すき

このひとがすきだ。 メンバーの一人の富岡町在住の男性(47)は地震当時、東電の下請け会社の社員として第1原発敷地内の屋外で金属加工の作業に携わっていた。「14日夜の(放射線量の)数値を見てもうダメだと思い、逃げてきた」と話した。 http://head…

3月14日(月曜日)朝 (4日目)

いつもの時間に起きて、シャワーをあびて身支度する。ほんらい今日は休みなのだけど。まったく、こんな状況(余震、格納容器破損の可能性)で、仕事の心配をしたり会社に行こうとするなど、正気の沙汰ではない。とはいえ、それは今に始まったことではなく、…

3月13日(日曜日) (3日目)

あまり書くことができない。(震災とは直接関係ないのだけど)ぼくはもう回復できなくなってしまうのではないかと、たまらない気持ちになった。午後には、気持ちが落ち着いた。ぼくの気持ちは「弱く」なってしまったのかもしれない。でもこれでよかったと思…

3月12日(土曜日) (2日目)

1 考え事をしている。ネットのニュースもツイッターのタイムラインも すきになれない。テレビの音声を絞っておいて、音楽を流す。Art of Noise, "Robinson Crusoe" や Brian Eno, "1/1", (Ambient 1: Music For Airports) などをローテーション。つかれたら…

3月11日(金曜日)午後

明日から仕事で、あまり時間がないと思うので、とりあえず書いておく。 1 会社(@東京)で大きな地震にあった。揺れ始めは「また?」と思ったけど、すぐ経験のしたことのない強い揺れ。特に2度目の揺れは、最初しばらく足下がコトコトなったのが、気味が悪…

神保町の三省堂からお茶の水まで歩く道

ぼくが中学生になってしばらくして、ある日曜日、ぼくは父と一緒に新幹線に乗って東京へ出かけた。父はぼくを三省堂書店神保町本店に連れて行った。これほど大きな書店を見るのは初めてだった。初めて見る本がたくさん並んでいた。学習参考書のフロアに行く…

「現実がひとつの物語だったとして」

シロツグが「現実がひとつの物語だったとして、自分は正義の味方じゃなくて、悪玉なんじゃないか、って考えたことはないか?」ってことを言う。ぼくが登場する物語なんてものはないにしても、ぼくが所属する組織や国あるいは世代が登場する物語はきっとある…

土曜日

寝不足。昼寝しても体調はいまいち。見たもの読んだもののメモ マギカ(第9話) わるい予感しかしないので、夜更かしして放送開始を待っている間ぜんぜんワクワクしない。けど見なければ、って へんな気持ちで視聴。金曜深夜25:55〜 杏子「働かなくてすむの…

野菜とか(金曜日、会社は休み)

野菜 昨夜お酒をのみすぎて、朝おきたらのどがかわく。それで、木曜日に八百屋で買ったミニトマトを1パック食べた。昼にはブロッコリー(100円)をチンして、うどんにのせて食べた。茎の外側部分がすこし苦い。トータル4分くらいはチンしたのだけど、足りな…

早坂みうらの家族旅行写真について ―― あずまきよひこ『よつばと!』第10巻

早坂みうらが『よつばと!』に初めて登場するのは第2巻(第8話)。以来、この子の家庭環境、親子関係がどのようなものなのか、なぜか*1気になっていた。でも、よつばは なかなかそれを確認させてくれない。みうらのマンションのエントランスまで行ったのに、…

今日の栄養

野菜不足と塩分のとりすぎが心配になってきた。 そこで、今日の主な食べ物の栄養表示を写真に撮って、まとめてみた。加工食品ばかりたべているので、こういうときは便利だ。表示に幅のあるものは上限を採用し、食塩相当量の表示がないものはナトリウム×2.54*…

週末記

金曜深夜にアニメ(『魔法少女まどか☆マギカ』)をみるようになった。そのせいでやはり週末は生活のリズムがくるう。4月には人事異動があるだろうし、そうなれば しばらくは職場の混乱で休みを取りにくくなるだろうから、3月はおおめに休んでしまおうと計算…

マギカ8話感想、のような…。喧嘩両成敗と鹿目まどかとコドモとニート

なぜか「喧嘩両成敗」のこと 「喧嘩両成敗」という考え方がある。 けんかや争いをした者を、理非を問わないで双方とも処罰すること。戦国時代の分国法にみられ、江戸時代にも慣習法として残っていた。 喧嘩両成敗(大辞泉) 辞書に「…残っていた」とあるよう…