2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

誰もいない部屋の灯り ―― Ambient #1 Music for Airports 1/1 (Brian Eno)

誰もいない部屋に 灯りをつけておくことって、どうだろう。ぼくにとって Ambient #1 Music for Airports 1/1 (Brian Eno) は、誰もいない部屋であっても流しておく意味があると思える音楽で朝、ぼくが家を出て誰もいなくなった部屋にも、この曲が流れていた…

概念を探す旅 ―― 「魔法少女まどか☆マギカ」最終話

キュウべえの言葉であったか、「概念」と聞いた時、この文章を思い出した。*1 「自由」や「愛」と肩を並べるだけの重要性をもった概念が、やがて存在する。ぼくは、その概念を探し求める旅を、ひとつの小説として書いている。〔…〕あなたとともに。 2007-02-…

選ぶこと、選ばれること

「踏み絵」を踏むか踏まざるかの選択を迫られる状況に 準備不足の意図しないタイミングで陥るのは嫌なものだし、まして他人にそれを強いるのは酷なことだ。でもだからといって、何か配慮をして 踏み絵のテストを避けてあげることが よいことだとも思わない。…

まっとうな生活 ―― 『花のズボラ飯』(久住昌之、水沢悦子)

主人公・花の作る「ズボラ飯」(手抜き料理) は、 確かに立派な「お料理」ではないけれども、ぼくの基準でいくと かなりレベルの高い自炊だ。たとえば第6話、花は空腹でおなかが鳴ってからキムチチャーハンを作りはじめる。残りご飯か冷凍ご飯のストックが…

きょうのマンガ

上野顕太郎『さよならもいわずに』 昨年の話題作だったので、年末に買って読んでみたけど、心に引っかかるものがなくて、ざーっと斜め読みして、特に何の感想もなく終わっていた。 感想があるとすれば、みんなが(「泣ける」と)面白がってるのに、ぼくが面…

短歌

歌集『砂の降る教室』を読みはじめる。通勤電車でも すこしずつ読もうと思う。 ぼくは、ただ、短くて読みやすい文章として読んでいるだけなのだけど。 短歌の作り手をとらえるこれは何か。 ちょっと、こちらが気恥ずかしいくらいだ。 でも、なんかいいなあ。…