ただしいこと(体をささえる剣)
私は「ただしいこと」について考えることがあります。何が正義で何が不正義か。何が真で何が偽りか…。それは、私が正しいこと、真のことに すがりたいからです。それは毀れることのない剣です。でもその剣は、振るうための剣ではなく、崩れ落ちそうになる私の体をささえる剣なのです。
正しいってのは弱いって事だ 強いってのは悪いって事だ
佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」第1巻
人はほんとうのいいことが何だかを考えないでいられないと思います。
宮沢賢治「学者アラムハラドの見た着物」
私は知りたいのです。私のすがった秩序を越えた真実を。そして学びたいのです。秩序の光明無き闇の中でも生き抜く術を。
三浦建太郎『ベルセルク』23巻
もしおまえがほんとうに勉強して 実験でちゃんと ほんとうの考えと うその考えを分けてしまえば その実験の方法さえきまれば もう信仰も化学と同じようになる
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』(初期形)