反・完全主義
葉玉匡美の脱時空勉強術(第11回 理想の追求より現実の失敗)から。
完全主義の弊
「完全主義」は
- 勉強の進みが遅く、最後まで終わらず、いつまでも全体像が見えない
- 力を集中させるべき場所が分からず、また、複数の課題があると、異常に力のこもった課題と手つかずの課題が生まれてしまうなどなど何をやってもバランスが悪い
- 失敗を恐れるあまりトレーニングを怠り、知識が定着しない
- ちょっと失敗すると、かんしゃくを起こし、八つ当たりする
- 悩み始めると、勉強に対する興味を失い、勉強を放り出す
というロクでもない主義である。いや、「主義」というほど高尚なものではなく、細かいところが気になって仕方がない嫌な性格に過ぎない。(1)から(5)までの2つ以上に該当する人は、完全主義的性格の持ち主であり、矯正が必要である。
反・完全主義
- 勉強や仕事の進みが早く、不完全ながらも最後まで終わり、全体像が見える
- 全体像が見えるから、バランスのよい課題処理ができる
- 失敗を恐れずトレーニングするから、知識が定着する
- 失敗するのが当たり前だから、かんしゃくを起こさない
- 失敗が多くても、現状より1歩だけでも前進することを目的としているから、途中で勉強を放り出さない