旅行者の目で

毎日みている ありふれた風景が、ものすごく価値があるもののように 感じられるときが あります。
たとえば、病みあがりに 細くなった あしで 外を歩いたときなんか、目が さえてしまって、見るもの すべてが おもしろい。
そんなふうに みょうに感覚が さえることが ときどきあって、ぼくは そのときの「現実感」が すごく すきです。

ぼくは、外国旅行者のような目で、道草をくってばかりいる こどものような目で、自分の住むまちを ながめられるように なりたい。