どちらにあっても、わらっていたい

「世界には法則がある」*1。だから、過去に意味を与え、未来に希望を置くことができる。という確信。

「わけのわからない混乱」*2の中で生活をしていて、「なんだかどんなこともよくわからない」*3という不安。

そのあいだを いったりきたり、うつろっている。

どちらでもいい。

でも、どちらにあっても、わらっていたい。

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あらゆるできごとが、ただそのままごろんと投げだされた、むき出しの世界にわれわれは生きているのであり、「どうして」という虚しい問いに、答えが返ってくることは決してない。とても残酷で、あまりに身も蓋もない現実をふらふらとさまようわれわれは、どこかとても情けなく、悲しく、ばかみたいで、だからこそ最後には、世界のあまりのいいかげんさについ笑いだしてしまう。

http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20090916#p1

もし人生が馬鹿馬鹿しい冗談のようなものだとしたら、少なくとも笑い飛ばせる必要がある
ファルコ=ブラスク

人生は祭りだ。一緒に楽しもう
フェデリコ・フェリーニ

人間は夢や希望なしには生きていくことはできません。未来が明るいと信じられるからこそ、現在を夢や希望をもって生きることができるのです。私たちの生活に未来の観点をうちたててはじめて、現在が意味があり、過去も過去としての意味をもつことができるはずです。
しかし、ただ未来とか希望とか夢とかいっても、客観的なうらづけがあってはじめて、私たちの生活に現実的な展望がうまれるのです。そのための保障は、世界には法則がある、ということである、と私は思います。
仲本章夫「現代の流行思想」

やっとめぐりあいました空はうんとひろいですね僕たちはまるで不安やわけのわからない混乱の中で生活をして年をとっているようなものですね
中上健次「一番はじめの出来事」

たしかにあれがみんな星だと、いつか雑誌で読んだのでしたが、このごろはジョバンニはまるで毎日教室でもねむく、本を読むひまも読む本もないので、なんだかどんなこともよくわからないという気持ちがするのでした。
宮沢賢治銀河鉄道の夜

*1:仲本章夫「現代の流行思想」

*2:中上健次「一番はじめの出来事」

*3:宮沢賢治銀河鉄道の夜